宮城県登米市から、
太陽と大地の恵みで育つ
安心・安全野菜。

農園のこと

宮城県登米市の新鮮野菜|合同会社 木漏れ日農園
   
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美しい里山の
自然を守り、

自然と共にある
豊かさを届けたい。

東北、宮城と岩手の県境。
どこにでもあるような、山あいの地域。
はっきりとした四季を感じる、美しく豊かな里山。
この土地を守り、大きな自然の循環の中で、心豊かに生きる。

山あいの土地ならではの問題も、たくさんある。
放置されてしまった田畑、担い手不足、荒廃する里山。
厳しい自然環境のもと、人の手が入らなくなれば、土地は一瞬で荒れる。
自然と共に生きていくのは簡単なことじゃない。

私たち木漏れ日農園は、
自然とともにある暮らしのモデルをつくりたい。
里山が本来持つ豊かさを、分かち合う暮らしをつくりたい。

自然の力を活かし、里山の恵みを得る。
特別なことではないけれど、今の私たちが忘れかけていること。
こころに染み入っていく豊かさを、届けたい。

里山から
心を豊かにする食を届けたい。

資源の循環

地下水は野菜に欠かせない水として、落ち葉は腐葉土となって栄養になり、木材は熱源として利用します。野菜のうち規格外品は鶏の餌となり、糞は堆肥として土に還ります。「地のもの」が循環し、実りを持続していきます。

生産過程も、いただきます。

食材の生産過程に目を向けることにより、一歩踏み込んだ豊かさを身近に感じてほしいです。私たちの想い、地域とのかかわり、里山を維持管理する意義等々を。 知ってもらうことでより一層おいしく食べてもらいたいと思っています。

里山の恵みを活かした、
農・畜・林の循環。

僕たちは宮城県登米市で、野菜・蜂蜜・卵などを生産する百姓です。
木漏れ日農園では、里山の恵みを最大限に活かすべく、
農業、畜産業、林業の複合経営を行なっています。

  • 里山の土着菌を使用した、自家製のぼかし肥料を使用。

  • 廃棄野菜や残渣をおやつにし、糞は良質な肥料に。

  • 野菜や果樹の受粉に、ミツバチが貢献。

農業

野菜

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化学農薬・化学肥料不使用。
心豊かになる食を。

化学農薬や化学肥料、除草剤を使わず安心安全で里山の生態系を生かした野菜作りを行っています。年間を通して野菜約70種、ハーブ約20種、登米市伝統野菜16種を生産しています。里山の土着菌を利用した自家製ぼかし肥料や有機肥料、良質な堆肥を使用した循環型の生産を行っています。

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畜産業

たまご

平飼い有精自然卵「木漏れ日農園のもみじ卵」

純国産鶏「もみじ」を飼育し、卵を生産しています。木漏れ日が差し込む山の斜面に建てた鶏舎で毎日元気に走り、飛び回っています。米ぬか等を使った自家製発酵飼料や玄米でバランスよく栄養を与え、おやつとして野菜を与えることで健康な鶏を飼育しています。雄を5%以上の割合で飼育している有精卵です。

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養蜂

里山の恵みをおすそわけ

里山由来の日本ミツバチを飼育し蜂蜜を生産しています。外来の西洋ミツバチではなく、農園に生息していたミツバチを飼育しています。採蜜できるのは年に1回、秋だけ。ミツバチたちが冬を越すための蓄えから少しだけいただきます。半径約2キロの範囲にある様々な草木の花から集められた百花蜜は濃厚だけど飽きない豊かな味です。野菜の受粉にも一役買ってくれています。

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林業

キノコ

間伐材や倒木を薪として利用。

宮城県で開発された菌床ハタケシメジを中心に、ヒラタケやエリンギなどを栽培しています。里山の管理として倒木の処理や間伐を行い、薪を作っています。その薪で暖を取り冬季に様々なキノコを栽培しています。廃菌床は良質な堆肥となり土づくりに利用しています。

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ごあいさつ

合同会社 木漏れ日農園
創業への想い

僕が「農家」になったキッカケ

「農家になる。」

高校2年生の時に、家族に宣言しました。今後、どのように生きていくか、真剣に考えた結果の言葉でした。しかし、兼業農家として地域でも「いい米を作る」と評判の、自慢の祖父母からは、「百姓になんて、なるんじゃない」と反対されました。祖父母の反対は想定外で、ショックも受けました。それでも、自分の中には、「やってやる。うまくやれる方法があるはず」との確信がありました。

農業をやってみよう、と考えた理由のひとつに、荒れてしまった母の生家の存在がありました。その頃、かつて林業を営んでいた母の生家は空き家になっていて、家と山の境がなく、農地も荒れ放題になっていました。背後に山を抱き、川に近い美しい里山で、以前は夏休みに親戚一同が集まった思い出の場所でした。荒れてしまった姿を見て、何とかしたいという気持ちが芽生え、山間地域農業の成功例や、農林畜産業の複合経営に興味を持ち始めました。
その後、これからの時代の農業経営を学ぶため、東北大学農学部農業経済学研究室に進学しました。大学では勉学に励む一方、若手農家のコミュニティで様々な農家と交流を持ち、冬季はNPO法人で森林管理の修行をし、卒業後を見据えた活動を行って参りました。

2015年3月に大学を卒業後、同年4月に木漏れ日農園を開業しました。はじめは反対していた家族の協力も得て、20年以上耕作放棄されていた土地を農地として蘇らせました。新規就農ということで、機械も無く、ほぼ手作業での開墾となり苦労もありましたが、初めて収穫を迎えた野菜たちの味わいは力強く、土地の力を感じさせました。畑を囲む里山は、落葉広葉樹が多く、畑に栄養豊富な腐葉土をもたらしていました。また、害虫が発生しても、益虫や鳥との共存により被害は少なく留められ、農薬を使わない栽培が可能でした。
50アールから始まった畑も、今では約160アールに拡大しました。現在は、登米市伝統野菜16種を含め、年間約100種類の野菜とハーブを農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。野菜作りのほか、間伐材を熱源として利用した菌床キノコ栽培や、平飼い有精自然卵養鶏、里山由来のニホンミツバチの養蜂なども行っています。

木漏れ日農園のこれから

「中山間地域での資源循環型産業のモデルケースを作りたい」

中山間地域は条件不利地と呼ばれることもあります。しかし、里山の恵みを活用した持続可能な産業を創出すれば、「この条件不利地でも農業を生業とし豊かに生きることが出来る」というモデルケースになりたいと考えています。将来的には研修生を受け入れて、全国の課題を抱えた山間地域で活躍してもらい一緒に盛り上げていきたい、ということが、私の目標です。

鎌田 大地

1993年1月9日生まれ。宮城県登米市南方町の兼業農家出身。地元佐沼高校から東北大学農学部に進学。大学卒業後2015年4月、母方の実家がある登米市東和町の耕作放棄地を開墾し木漏れ日農園を開業。個人事業として6年経営したのち学生時代の友人であった福井とともに2021年に法人化。農林畜産業複合経営を確立し、山間地で豊かに生きるロールモデルとなることを目指す。

一緒に働く仲間

福井 貴也

1992年、北海道札幌市生まれ。大学で林学を学び、全国の山を回り山林管理をする仕事に従事する。2013年、大学生の頃に園主の鎌田大地と出会い木漏れ日農園を立ち上げる構想に加わることを考え始める。全国各地を回りどこでどのように生きていくかを考えた末に、出会って7年後の2020年末に登米市に移住し4月より農園に加入する。山や木を活用した生業づくりを模索中。